会津弾丸旅行 ~デカうまソースカツ丼を求めて~
急にソースカツ丼が食べたくなったので会津まで食べに行ってきた。
6月末日。Twitterで会津にすげーソースカツ丼を出す店があるという情報を入手。食べたくなったので、即日出発。片道4時間かけて食べに行くことにした。
家を出たのが21時頃。雨が降っていた。会津には過去2回ほど行ったことがあるが、どちらも高速バスだった。今回は車で自走だ。あきる野ICから高速に入り、東北自動車道経由で白河へ。下道で山を超えて会津に入った。
途中菖蒲PAでコーヒーを飲みながら面倒くさいから帰りたい誘惑に駆られるも、気合で旅を続行。那須高原SAで休憩し、山道へ。
山中でただでさえ暗いのに、映画のミストくらい霧が出ていてめちゃくちゃ怖かった。ハイビームにしても前が全く見えない。対向車が全くいなかったのが幸いだったけど、それはそれで別ベクトルで怖い。洒落怖のヤマノケ思い出してた。
山と霧とトンネルを抜けて会津若松へ到着。この時点で午前1時過ぎ。泊まる場所が決まっていない。
ビデボかラブホにでも泊まろうと思ってたけど、ない。仕方ないから駅近くの東横インへ行くが、なんと満室。うそやん。
近くに別のビジネスホテルが合ったからそこに泊まる。2時にチェックインし、チェックアウトが10時。6時間滞在で6000円。なんかもったいないけど仕方ない。クタクタだったのでシャワー浴びてすぐに寝た。
翌日、9:30に起きて10時にチェックアウト。まだ早いので、観光をすることに。前日にTwitterで会津の観光地募集してたらなんと会津が誇るレジェンド実話怪談師の煙鳥閣下から珍スポ情報が。
幽霊の足跡があるお寺がありますよ!
— 煙鳥 (@chick_encho) June 28, 2019
あとは殺生石のかけらが安置されている祠があります。
林っていうか薮の中に凄く雑に……w
あとは塩川に八尾比丘尼伝説のお寺、美里町に左下観音堂という凄い建築のお寺があります。
高所恐怖症の人は震え上がる珍スポです…!
とりあえず「幽霊の足跡があるお寺」こと、大龍寺へ向かう。
入り口がわかりにくくて周りを3週した。やっと見つけたほっそい道に入り、なんとか到着。そして衝撃の事実。
よっしゃ、次行くぜ! 殺生石が気になるのでそっちに向かう。ググると伊佐須美神社という岩代の一之宮に殺生石稲荷神社という末社を見つけた。
伊佐須美神社に到着すると、なんとちょうどあやめ祭りという祭り中。ステージでフラダンスをする人たちを見ながら俺なんで会津でフラダンス見てんだと思いつつ、ソフトクリームを食べた。あと笹団子買った。美味しかった。
一通り祭りを見てから本社に参り、殺生石稲荷神社を探す。境内の外側に見つけた。そして衝撃の事実。
「殺生石のかけらが安置されている祠」と「殺生石稲荷神社」は別物だった。殺生石の欠片は伊佐須美神社とはかなり離れた場所で、さらに雑木林の中にあるらしい。なんか雨降ってきたし、まあお祭り楽しかったからいいかと次のスポットへ。左下り観音堂が近いので向かう。
これまた入り口がほっそい上り坂。1速じゃないと登れないレベルなのに、凸凹が激しくて右足がぶれてエンストしかける。半クラで吹かしまくってなんとか登坂。
駐車場から更に徒歩で坂道。ちょっと登ると、左下り観音堂が現れた。
すごい、圧巻。何だこのマイクラで作る感じの建物。崖に木造の骨組みがへばりついてる。絶対崩れるだろと思いながらとりあえず登る。
めっちゃ怖い。歩くたびにギシギシ音がなる。床の隙間から下が見える。ビビりながら一周して降りた。
怖いが眺めは最高。これは来てよかった。満足しながらそろそろいい時間なのでお目当てのソースカツ丼を食べに十文字屋向かう。
最近テレビで紹介されたらしく、めちゃくちゃ並んでいた。一向に進まないのですぐ隣のやすらぎの郷会津村とかいう宗教施設なのかテーマパークなのかよくわからないところで時間を潰すことに。
バカでかい観音像が目印。かなり遠くからも見える。鬼子母神とかも祀ってあって、なんか安産とか子宝に恵まれるとかそっち系の場所らしい。相手もいないのに一人で来てしまって虚無である。
入園料500円。入るとバスが出ますよーという呼び込み。この会津村、思いの外広いらしく、庭園とかあってそこまで行くバスらしい。暇なので乗った。無料かと思ったら300円だった。
運転手の適当な案内をききつつ坂を下っていく。トラックを改造したオープントップバスで結構眺めがいい。ただ、風がめちゃくちゃ強くて若干苦行感が否めなかった。
なんかフォトジェニスポットらしく、外国人とかも来るらしい。仏像が聖母マリア感でてて人気とのこと。確かに構図が完全にマリアのそれ。宗教画でよく見るやつ。
途中ちょくちょく停車して簡単な案内を交えつつ、庭園に到着。ちょっとぶらついたけどまあ普通に庭園。鯉が引くくらいいる。餌に群がって貪る姿はまるで地獄。これが仏教か。餌持ってないのに池を覗き込むだけで群がってくるから面白い。
ひと通り見たのでバスの停留所兼お土産屋で休憩。唐辛子味噌とえごまのふりかけ買った。店主のおばあさんがやたら試食をくれる。腹が膨れた。俺この後ソースカツ丼食べるのに。
おばあさんにバスを呼んでもらって入口の方に戻る。乗客は自分だけだった。途中で古民家が建ってるのでバスの上から見学。なかなか風情があっていい。
入口に戻ってきたので巨大仏像の中に入ってみた。なんと上まで登れるのだ。
中はコンクリート打ちっぱで仏像感皆無。ひたすら続く螺旋階段を登って肩の部分まで到着。ここまでしか登れない。
テラスでもあるのかと思ってたら小さい窓があるだけだった。
ちなみに窓はこれ一つじゃなくて、各階層、各方角にある。まあ正直登るほどの感じじゃなかった。
くたくたになりながら降りる。そのまま会津村を出て、十文字屋へ。まだ並んでた。ほとんど長さ変わってない。もう夕方なのに。
仕方ないので待つ。ひたすら待つ。数十分、下手したら1時間くらい並んでた気がする。やっと店内へ。早速ソースカツ丼を注文。
注文してから気づいたけど周りの人が食べてるソースカツ丼の大きさが尋常ではない。普通の店の特盛より全然多い。お土産屋でいろいろ食べたのは完全に失策だった気がする。
結構な時間が経ってからソースカツ丼到着。
でかい。カツ1枚が握りこぶし2つ分くらいある。おかしくない?
実食。うまい。めっちゃうまい。甘めのソースがしっかりした衣と極厚でジューシーな豚肉によく合う。今まで食ったソースカツ丼で一番うまい。ただやっぱり量はおかしい。半分でいい。
かなり頑張ったけど米がちょっとだけ残ってしまった。マジでこれ以上食べるとリバース確定だったので泣く泣く残した。
腹12分目位の状態で退店。流石に行列はなくなっていた。もうちょっと時間つぶしてたらちょうどよかったかも知れない。16時くらいが狙い目。
目的のソースカツ丼も食べたしもうやること無いんだけど、せっかくなので温泉に行くことにした。会津周辺には温泉地がいくつかある。いろいろ調べて、選んだのは大江戸温泉物語あいづ。福島に来てまで大江戸温泉物語で良いのかという気持ちもあるけど近かったしそこにした。
正直思ってたより大きくなかった。地方のスーパー温泉そのものって感じ。ちょっとだけ休んでから入浴して、帰宅。途中土砂降り。豪雨の高速は怖かった。
くっそ疲れたけど結構楽しかった。会津は他にも気になる場所があるのでまたそのうち行きたい。大龍寺と殺生石もリベンジしないといけない。
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