ぶらり珍スポひとり旅 #1 パラッツォ・ポッジ博物館(イタリア・ボローニャ)
今までに自分の足で向かい、自分の目で見てきた世界各国津々浦々の珍スポを紹介していこうという前ちょっとやってたブログの焼き増し自己満コーナー。
第一回はミートソース発祥の地、イタリア共和国エミリア=ロマーニャ州ボローニャのパラッツォ・ポッジ博物館を紹介。半年以上前の訪問なのでかなりうろ覚え。
Museo di Palazzo Poggi — Sistema Museale di Ateneo - SMA(イタリア語)
西欧最古の大学が誇る解剖模型のコレクション
Museo di Palazzo Poggi(ポッジ宮殿博物館の意)は、エミリア・ロマーニャ州の州都、ボローニャに存在する博物館の一つ。
ボローニャには10世紀から続く西ヨーロッパ最古で、すべての大学の根源なんて言われるボローニャ大学があるけど、この博物館も同大学の付属らしい。
展示品は多岐に渡っていて、兵器、船舶模型、古地図、生物の剥製や標本、などなど。節操が無い。中には日本の甲冑なんかもあった。
入ってすぐは普通の博物館と言った感じ。
おもしろ生物の標本模型とか結構置いてある。
カノン砲。
カノン砲の構造。
大航海時代くらいの地球儀。ガバガバ日本列島。
船舶模型。何分の一かわからないけど、かなり大きい。
櫂船は浪漫である。
謎の日本推し。
でも、一際異彩を放っているのはやっぱり解剖蝋人形だと思う。
中でも胎児に起こる様々な症状の様態がずらっと並べられている光景は圧観。
本博物館には、結構な数の解剖模型とか、ムラージュとかが置いてある。イタリア国内だとフィレンツェのスコーペラ美術館が似たような感じだけど、こっちは胎児とか新生児とかの模型が充実しているように見える。
解剖模型コーナーに入るとガラリと雰囲気が変わる。ちなみに中央の台は解剖台。
当時の分娩台。
当時使われていた器具。
器具その2。医学の進歩には感謝しかない。
当時のお産風景を再現した彫刻。迫力がある。
様々な症状。へその緒が首に絡まっている。
部屋自体が荘厳で息を呑む。
解剖模型。リアリティという観点からだと、フィレンツェのスコーペラ美術館の方が優れている。
近くの動物学博物館もおすすめ
すぐ近くに無料で入れる動物学博物館(Museo di Zoologia)がある。
ものすごい数の動物標本、剥製、模型が超雑多に並べてあって面白い。マンボウが飛んでたりする。
時間があるなら寄ってみると良いかもしれない。
エントランスに大型哺乳類。
例のあの足の長いうさぎ。
フライングマンボウ。
キリン。
流行ってんの?
アクセス
ボローニャ北東、旧市街の外れあたりにある。
ボローニャ中央駅(Bologna Centrale)からだと、徒歩で20分くらいはかかる。鉄道駅だとBologna Zanoliniの方が近い。
Porta San Donatoまでバスで行ってそこから歩くか、もしくはタクシーで直接行くのが良いかもしれない。
入り口もちょっとわかりにくい(旧市街で入り組んでいる)ので、タクシーが一番安心ではある。
入場料はそんなに高くないけど、ボローニャにはBologna Welcome Cardっていう、フィレンツェカード見たいなサービスがあって、博物館の入場料が無料になったり、公共機関が無料で使えたりするんで、ボローニャを楽しみ尽くす予定なら購入がおすすめ。
販売箇所が限られているので、事前に調べといたほうが良い。
ボローニャ良いとこ一度はおいで
ボローニャ自体が町並みが綺麗で博物館も多くておすすめの街。近くに行く予定があったらぜひ寄ってほしい。