北山の火振りっていうダイナミック送り火
コミケも終わって実家に直帰。十数年ぶりに火振りを見てきた。
北山の火振り
鹿児島県の北山っていう集落が母方の実家なのだが、ここのお盆は少し変わっている。長い竹の先に木材を括りつけて、火をつけたものをぶん回すのだ。なかなかにファンキーである。
北山自治会によって、お盆の8月15日の夜に、精霊を送る行事として行われるもので、100年以上の伝統を有しているとされています。その昔、北山殿と梅木殿が戦い、亡くなった北山殿の霊を慰めるため、無縁仏が西方の極楽浄土で安穏に暮らせるように、供養するためだと伝えられています。 長さ7~10メートルの竹の先に、薪をくくりつけたものを数十本作り、火をつけて激しくゆすります。竹のしなりで、先端の炎が夜空に大きく弧を描き、火の粉が飛び散る様は、荒々しくも幻想的なものです。 平成10年5月22日に旧東市来町の指定文化財になり、平成17年5月1日日置市誕生によって、市指定文化財になりました。
―― 鹿児島県/北山の火振り
かなり昔に何度か見た記憶がある。おそらく小学生だったので、今回は数十年ぶりになる。
会場は母方の実家のすぐ近く。と言うか北山とか小さいのでどこにいようがすぐ近く。
くっそ暑い鹿児島だけど、夕方になると流石に気温も下がる。
地元の子供達も参加する。ヘルメットをかぶっているのは、竹の先に括りつけた木材がよく吹っ飛んでくるため。マジでクレイジーな催事である。ただし勢い良く振り回すので、真下で振り回す側の人間よりむしろ我々見物人のほうが危ない。
着火。
始まった。19時開始だけどまだ明るい。
かなりたわむ。
子どもたちも頑張る。
木材落下の瞬間。わりと頻繁に落ちる。
日が暮れてきた。
日が暮れてからもしばらく振り続ける。あたりが暗くなってから美しさと恐ろしさが高まる。
最後は櫓に火を放つ。火を放って、櫓に登る。えぇ…… なぜ登るのか? それは謎。
畳み掛けるように花火が始まる。
露天も出ている。このかき氷屋のみ。
おわり。
しかしDf、ISO上げまくっても綺麗ね。Chromebook Flipの液晶でしかちゃんと見れていないけれど。
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